最近、息子がおさるのジョージにはまっています。それにジョージ(乗じ)て私もはまり気味かもしれません(笑)
おさるのジョージ、皆さん知っていますかね?好奇心旺盛なおさるのジョージが飼い主の黄色い帽子のおじさんや街の皆と日常の様々なできごとを体験していく楽しい話です。
おさるのジョージの原作者はH.A.レイ(Hans Augusto Rey)とその妻のマーガレットというドイツ生まれのユダヤ人の夫妻です。絵本やNHKのEテレビで見ることができますが、うちはもっぱらyou tubeで見ています。
レイ夫妻は2度の世界大戦を経験し、戦火を潜り抜け、ナチスから命からがら逃れたこともあり経緯が沢山あるお二人です。このおさるのジョージの元となった作品がひとまねこざるという絵本ですが、この作品のおかげでナチスに捕まることなく逃げ延びることができたこともあったようです。
ところで、このおさるのジョージをお勧めしたい個人的な理由をくつか挙げます。
①ジョージは肯定的であきらめずに挑戦する
②黄色い帽子のおじさんや街の皆は寛容で人格的
③問題解決が平和的で暴力シーンが無い
④扱う分野が豊富
①ジョージは肯定的であきらめずに挑戦する
好奇心旺盛なジョージは人がすることや新しいものを見つけたら、あれこれ否定的に考えずに挑戦し、上手くいかないことも考えて解決策を見出していきます。子供に限らず、大人にも必要な大切な姿勢と感じます。
②黄色い帽子のおじさんや街の皆は寛容で人格的
ジョージがやらかす事はまるでやんちゃな子供がはちゃめちゃにしてしまうような、思わず親が叫びながら叱ってしまうような事が多いのですが、それに対して黄色い帽子のおじさんは寛容に受け入れて、人格的に対応する姿は全ての親が学ぶべき姿のように思います。
③問題解決が平和的で暴力シーンが無い
ジョージが体験する問題は様々なのですが、ヒーローもののような悪がいて善か戦って勝って解決するような暴力的なものは一切なく、全ての問題を平和的に解決していき、現代の様々な問題の解決方法の参考になることが多いです。最後は皆が笑顔になる形で締めくくられています。
④扱う分野が豊富
話の内容が多岐にわたり、宇宙や自然や生物などの自然科学から、スポーツ、音楽、文学など子供に触れさせたい分野に溢れています。子供の教育にとっても様々に刺激になって良いように思います。
お子さんをお持ちの方はもちろんのこと、大人の方もぜひおさるのジョージを一度見てみてはいかがでしょうか。原作者がユダヤ人なので、恐らく聖書や神様の愛などを経験されている方なので、そのような経験から生まれる考えや精神のもと作成されたと想像します。
12月はクリスマスがある月です。皆さんはどのように過ごしますか?プレゼントはどうしますか?おさるのジョージはプレゼントとしてはお勧めです。余計なおせっかいですね(笑)
私からのプレゼントは教会で企画している以下のアドベントイベントです。教会のメンバーが様々な記事をアップしております。ぜひご覧ください。
クリスマスは約2000年前に生まれ、十字架につけられて亡くなられたイエスキリストの生誕を祝う日です。イエスキリストは平和を願い、神様の愛と御言葉を宣べ伝えた方です。おさるのジョージの世界のような平和な世界、笑顔が溢れる世界を願いながら、亡くなられていきました。
そんなことも考えながらクリスマスには平和を願ってみてはいかがでしょうか。おさるのジョージはそんな平和な心を与えてくれる素敵な作品だと思います。
皆さんに平和の心が満ち溢れるクリスマスになることを切にお祈りします。