私を経営者にした「原点」とは何か

目次

『経営者の原点は何で、そして、どのように作られるようになったのか?』

早速結論ですが、それは私の10年以上悩んでいたことが教会に通って1か月で解決するようになったことと、チョンミョンソク牧師という牧師さんの聖書の教えから強烈なインスピレーションを得たことで作られました。

2018年より事業運営を開始し、6年目に入ることをきっかけに自分の原点を振り返るようになりました。

というのも自分でいうのも恐縮ですが、経営者は結構忙しく、目の前のことに忙殺されると、長期的視点が欠如して会社が本来行きたかった道をたどれなくなってしまいます。原点を見つめなおし、会社として進むべき道をぶらさないことが経営者として最も重要が業務の一つです。

私の10年の悩みが1か月で解決した!?

私が会社を立ち上げて独立を考えるようになったのは、社会人2年目の2011年秋になるのですが、私の起業の原体験は2010年の3月になります。

当時の私は社会人になる直前の大学4年生で大学の卒業式も間近に控えているような状況でした。その少し前から私は聖書を勉強するようになり、最初は世の中の経営者は聖書を愛読書にしている人が多いから、仕事に役立つことが書いてあるのだろうというような動機で勉強をしていました。そんな私が教会に初めて通ったのがこの2010年3月です。そして、私はまもなく衝撃を受けることになるのでした。それは、私が10年抱えていた悩みがあっという間に解けるようになったのです。

当時の私は自分に対して自信がなく、「世の中や自分の所属する集団から認められないと自分が存在できなくなってしまう」という考え方をしながら生きていました。周囲に合わせないと生きていけない、自分の考えを出したらおかしいと言われる、周囲の考え方が変われば自分のその考えに合わせて生きていかないといけない、そのような思いを持ちながら生きていました。「自分は本当はそうではないのに・・・」と思いながらも周囲に合わせて生きていく中で、自分とは一体何なんだろう、自分はどうしてこんなにも合わせないと生きていけないんだろう、周囲に対して都合のいい自分にならないと生きていけないが、それは本当に「自分」といえるのだろうか・・・、自分を出したいが、出すのが怖い。

そんな悩みを抱えがながら生活をしていました。

そのような私が教会に通うようになって、1か月もしない内にこのような悩みが解決するようになりました。それは、教会で伝えられる御言葉で真理を学んだからです。「真理を学んだ」というと大それたことのように聞こえますが、要は私の中で合わせるべき基準がどこなのかが分かったということでした。これも少し大それた表現になってしまいましたが、私の中で「物事の基準を真理に合わせた方が生きやすいな」と感じたというのが、しっくりくる表現かと思います。

今までの私は自分の基準を周囲において、周囲が左を向いたら私も左を向かないとと思ったし、周囲が右を向いたら右を向かないとと思っていました。しかし、真理を学ぶ中で真理に合わせて生きたら、私が周囲に振り回されることなく生きられると感じられるようになり、本当に精神が楽に生きられるようになりました。そして、この真理を教えてくれたのが、チョンミョンソク牧師でした。

それからの私は安心して自分の考えや個性を出せるようになっていきました。たとえるならば、周囲に合わせていた時には、ぐらつき今にも崩れそうな土台の上に立っていたところから、真理に合わせたときには、岩のように固い安定した土台の上に立っているような安心感があり、堂々と自分が出せるようになりました。そして、その考えの転換は私の人生にも大きな影響を与えるようになりました。

教会に通いチョンミョンソク牧師から御言葉を学ぶ前は、私は仕事は新卒で入社した会社で定年まで働き、安定した中で出世もできればいいなと思っていました。今振り返ってみると、当時の世の中から見られる「成功しているキャリア」に自分をはめ込んでいただけだったと思います。しかし、御言葉を学び続ける中で、どんどん自分の気持ちや考えを出せるようになっていき、自分の中にある思いが湧き上げるようになりました。それが、2011年秋に抱いた「なんだか起業してみてくなってきた」というものでした。

起業の理念、原点となる強烈なインスピレーションとな何か!?

小学生の時からこの日本社会は「こうあるべき」というものをどうして押し付けてくるのか、その部分に違和感を抱いていました。なぜ、自分の好きでもないものを周りの人がやっているから、持っているからと言って自分もそれをやらないといけないのか、持たないといけないのか、そこに疑問を感じていました。

社会から発信される「こうあるべき」に対する疑問と、起業がしたい思いが重なり、起業に向けての熱は高まるのですが、そこで改めて私は何をしたいのかと深く考えるようになりました。そのときに思い出されるたのはチョンミョンソク牧師の御言葉で「個性の王」というものです。

聖書のイザヤ書という箇所にこのような聖句があります。

「おおかみは小羊と共にやどり、ひょうは子やぎと共に伏し、子牛、若じし、肥えたる家畜は共にいて、小さいわらべに導かれ、雌牛と熊とは食い物を共にし、牛の子と熊の子と共に伏し、ししは牛のようにわらを食い、乳のみ子は毒蛇のほらに戯れ、乳離れの子は手をまむしの穴に入れる。彼らはわが聖なる山のどこにおいても、そこなうことなく、やぶることがない。水が海をおおっているように、主を知る知識が地に満ちるからである。」

この聖句では、おおかみのような性格の人、子羊のような性格の人を表しており、一見すると一緒にいると害を受けてしまいそうな組み合わせでも、神様を信じることでお互いを大切に考えて生活をしていることを意味しています。

また、各自にはそれぞれのセンターとなる位置があり、その位置においてはその人の個性が最大限に発揮され、まるで「個性の王」のように生きるということもチョンミョンソク牧師は教えてくれました。

私はこの部分に大変感銘を受けました。

「それぞれの人が持っている個性がぶつかり合うことなく、調和し、各自が委縮することもなく、お互いを大切にしながら生活をしている。そして、各自が個性を最大限に発揮して、その個性によってその人自身も輝き、ほかの人も恩恵を受ける、そのような社会を作ってみたい」

そのような熱い思いが心に湧き上がるようになり、そして私は起業をするようになりました。

最後に~私自身も個性の王を目指して~

何度かチョンミョンソク牧師に直接会って、話を聞く機会があったのですが、いつも牧師は神様を最優先に考え、神様を愛する生がどのようなものかを教えてくれました。私も牧師さんには数多く会ってきましたが、チョンミョンソク牧師以上に神様に対する想いを持った牧師さんには会ったことがないように感じます。

分野は違えど、私もその道を極めようとする経営者として、経営の分野で個性の王となるべく、毎日頑張って働こうと思います。

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この記事を書いた人

大谷 幸拓(おおたに ゆきひろ)
八王子市と相模原市で福祉と医療関連の会社を経営しています。従業員50名前後のまだまだ小さい会社ですが、いずれは全国展開する野望を抱いて、日々の業務と戦っています。
カレーとプリンが好物。最近はカルピスの炭酸割りにはまる。
昔、すいーつ社長と呼ばれていた笑

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