告白劇”サンタの部屋と嘘”

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12月です

ドイツのクリスマス

12月といえばクリスマスです。キリスト思う月です

神様、ごめんなさい 私は14年前のクリスマスに大変な嘘をつきました

その年のクリスマスイブに私は子供たちに宛ててこんな手紙を書いたのです

「こんにちは。八王子担当のサンタのポールです。トナカイが風邪をひいてしまって配達が遅れそうです。ごめんね。必ず届けるから待っていてね♡」

パパがプレゼントの発注を後回しにしたことで起きたトラブルを苦し紛れに嘘の手紙で取り繕ったわけです

それでも純粋な子供たちは、むしろサンタと心の距離を縮め、喜んで待ってくれました

そんな思い出のクリスマスから数年後、ふとした瞬間に娘が語り始めました

「私は、小学校2年生の時にサンタがいないことを知った。何故かというと、プレゼントをもらって間もない朝に、ゴミ箱にサンタからの手紙が捨ててあったのを見つけてしまったからだ
本当のサンタさんからの手紙だったら、ママが捨てたりするわけがない、サンタではなく、親だったのだ!
この衝撃は私にとってはトラウマとなり、しばらく話すこともできなかった」

—既に成人した娘ですが、ある年は私の顔を見つめながら、ある年は宙を見つめながら、このことを蒸し返してきます

娘よ!クリスマスはなんの日なのかあなたはよく知っているではないか!?
その喜びを分かち合うために贈り物を贈ったのだ

しかし、当時はなんとしても子供たちに、サンタを可能な限り長く信じさせたいという打算があったのは私の方でした

学生の頃、心理学に詳しい人からこんな話を聞いた事があるのです

「サンタを信じる子供の心には、”サンタの部屋”があって、やがてサンタがいなくなる日が来たとしても、サンタの部屋は心の中に残る。人生を生きる中で、到底受けられないような出来事に直面したときに、サンタの部屋にその出来事を招き入れることで、自暴自棄に終わることなく、乗り越える強さと柔軟性を持つことができるからだ」

その時私は心に思いました。
『good job Santa
私もいつか子供ができたらその心に”サンタの部屋”を作ろう』

そうです、クリスマスがなんの日かはっきりと分かってないのは私の方でした。誰でもなくイエス様に学んだ私が子供の心に作ってあげるべきは”イエス様の部屋”であったのに

柔軟な心、強い心というのは、イエス様の話を聞いて、そのように自分も生きてみてこそ育まれるものであるのに、何を私は履き違えていたのでしょうか?

“サンタの部屋”の建築に失敗しただけでなく子供心にトラウマを植え付けた母は、毎年娘のつぶやきと共に猛省するのでした

引用:絵本/クリスマスの星

メリークリスマス!

1日の中でも最も闇の深くなる夜明け前に神様はこの世を照らす光として救い主を地上に送られました

「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。」

ヨハネによる福音書 3:16

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この記事を書いた人

八王子に居住してそろそろ20年。
同居人は夫君と長女、次女、末っ子長男とハムスター。

自称八王子案内係、元健康オタク、図書館オタク、ホムセンオタク、現在は農業関係のお仕事してます。

とりあえずなんでも作ってみる派。

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