画像引用:ディズニー
多くの子供がいる家庭が同じかと予想しますが、休日にどのように過ごしたら良いか?子供達をどこに連れて行けば良いか?で頭を悩ませることが多いかと思います。
子供はすぐに風邪をひいたり発熱したりするので計画の急なキャンセルもあり得ますし、人が多いところはストレスが多かったり流行期なら感染症の罹患リスクもありますし…
かなり前から計画するには予測不能な要素も多く、子供の希望を聞くと実現しがたい内容も多く、なかなか休日の予定を決められないでいました。
そんな中、映画を観に行くという案が浮かびました。
子供がいると子供が可能な映画にならざるを得なくなり、かれこれ5~6年くらい映画館に行っていませんでした。
娘が4歳になり、漏れなく!?ディズニープリンセスにあこがれるようになり、ディズニーなら観に行けそうと判断し、休日に家族で映画館に行くことにしました。
現在、上映中の映画が「モアナと伝説の海2」でしたので、それを観に行くことにしました。
娘にとっては人生初の映画館でしたので、最大限親子共に楽しめる作品を選びました。娘はきらびやかな映像を楽しんでいましたが、100分という上映時間は4歳女児には長かったのか?途中で飽きがきていました(;^_^Aそれでも退席することなく、最後まで観ていました。感想も、まあ楽しかったのかな?というような返答でした。
大人目線というか、個人的な目線ではとっても良い映画だと思いました。まずはきれいで鮮やかな映像に目を奪われました。特に海は透き通って活き活きと表現されておりとても良かったです。
音楽も壮大で良かったですし、ミュージカルでストーリーが進むのも楽しくて良かったです。ミュージカルはディズニー映画の特徴かと思いますが、子供の頃は苦手でしたが、今はとても楽しく心躍る感じになり好きになりました。
ストーリーはいわゆるネタバレになってしまいますので、詳細を書くことはできませんが、主人公のモアナとその仲間たちが最後まで諦めずに互いを信じて協力しながら困難に立ち向かいながら乗り越えていくありがちな展開でしたが、そのシンプルさがわかりやすくて感動をしました。
この話の舞台は、ポリネシア地域が参考になっており風景、音楽、文化が再現されているようです。あまりこの地域が舞台になった作品は多くはないと思いますので、とても印象に残りました。
また、今までのディズニープリンセスと少し変わった観点で選ばれたヒロインの立場であるモアナも印象的でした。村、民族のリーダーとして活躍する姿は、現代の女性の社会進出や地位向上などを反映するかのようにも見えました。
今回の2作目はモアナ以外に3人の仲間と共に航海に出ます。この仲間も、最近話題になっている様々な多様性を反映しているかのようにも見えました。天才肌の船大工の女の子ロト、伝説オタクの青年男子モニ、泳げない植物を愛するおじいさんケレという3人組です。それに加えて、航海の途中にカカモラというココナッツに手足が生えたような種族も加わるという多様性には驚きでした。
航海は、女2人男2人に別種族という組み合わせで、女性リーダーのモアナ、まるでASDやADHDのような発達障害がありそうな天才女の子のロト、力持ちでオタクな青年男子のモニ、老人でもまだまだ現役で働く男のケレ、そしてココナッツに手足が生えた人間ではない種族のカカモラという異色な組み合わせは性別や年齢や個性や特性や種族を様々に織り交ぜられており、現代の世界の多様性を表しているようにも思えました。その多様性を超えて彼らが一つになって困難を乗り越えていく姿は感極まりました。
現代の世界に何かを訴えかけているようにも感じました。
聖書の中では、主を知る知識が地に満ち溢れる時に地上天国がなされて、様々な人たちが一つになるという意味の聖句があります。(イザヤ書11章1~9節)
まるでその聖句の成就を思わせるような内容でした。泳げないおじいさんが仲間を助けるために海に飛び込むシーンは泣けます。他にも泣けるシーンはあります。
ぜひ、観てみて下さい。心がジンとなり、あったまる話です。
ちなみに、人生初の映画館に行った娘は、隣にあったゲームセンターで見つけたクレーンゲームのカワウソのぬいぐるみに一目ぼれして映画よりもそれに心を奪われていました。それを取らないと帰らない様子でしたので、仕方なく割高な投資をしてゲットしました(-_-;)

子供の成長に合わせて、また家族で映画館に行きたいと思いました。