我が家の韓国旅行記その2~日韓の交流から見た平和な未来~

前回は家族で訪問した韓国、特に月明洞の話をしました。前回話したように、私は1日早く韓国へ渡っていました。それにはわけがあります。

医療関係者と共に先に韓国へ行き、韓国の医学生をはじめとした医療関係者と交流をする機会を持つ予定があり先に行きました。

経緯は長くなるので割愛しますが、様々な出会いがあり、まずは日本で交流があり、その流れで今回は韓国で交流するような機会を持つようになりました。

今回、交流した医学生をはじめとした医療関係者は日本に好感を持っており、将来は日本で働きたいと言っている人もいました。

日本から共に訪問した数人が日本での医療の様子をプレゼンテーションし、質疑応答をしました。韓国は日本の後を追うように少子高齢化が進んでおり、日本が先に韓国の未来を経験しており、韓国にはない医療・介護政策をしており、その様子を発表するととても興味深そうに話を聞いていました。特に在宅医療・訪問看護はかなり食いついて話を聞いていました。

熱心に質問してくる学生を見ながら、こちらも刺激を受けて、お互いにとって良い交流になったと思いました。

二日目は、別の場所で医療系の人が集まるボランティアの交流に参加するようになりました。

日韓混ざり合ってグループを作り、海岸でゴミ拾いをして、親睦を深める運動を一緒にして過ごしました。

驚いたのは、日本語がとても上手な学生が何人もいたことです。それを通して韓国の若者は日本に好感を持っている人が多いと感じました。とても楽しく、仲良く過ごすことができました。

私自身も摂理に来て、交流する韓国人が増えましたが、誰1人として嫌な思いをしたことが無く、とても好感が持てる人が多いです。

テレビやインターネットやSNSで日韓の関係については様々に言われていますが、私が摂理に来て、鄭明析牧師を通して出会ってきた韓国人はとても好感が持てる人達で、隣の国同士仲良く協力しあっていくべき良きパートナーといつも感じています。

私が今回訪れた海岸は30年前に鄭明析牧師が訪れて、そこで日韓の国際交流をした場所でした。その時も日韓が混ざり合ってゴミ拾いをして、運動をしていました。

その頃の日韓関係は今よりも冷え切ったものだったと予想しますが、そんな風潮の中で牧師が率先して日韓の和睦を先導して、その場には平和が成されていたと聞いています。

平和が成された現場には神様が共にされて、様々にしるしを見せて下さったと聞いています。特に行事を最後まで滞りなくできたことは神様が共になさり助けて下さった証でした。

今回の日韓交流にも神様が共にして下さったと信じています。医療という共通のカテゴリーで集まり、言語の壁を越えて、共に楽しく、仲良く過ごし、そこは確かに平和が成されていました。

その日は8月15日です。

そう、終戦記念日です。世界大戦が終わってからぴったり80年という節目に平和の実現ができたことに感謝します。

少なくともその場にいた人達の心の中には嫌な感情は無く、平安な心があったかと思います。それはきっと神様が共にして1人1人に下さった平和の心だと信じています。

行事が終わると私達はその場を後にして足早に月明洞に向かいました。

その日の夕に月明洞で平和のためのお祈り会が開催されることになっていたからです。鄭明析牧師が指揮して、韓国中というより世界中から人が集まり、皆で一緒にお祈りをする時間を持つようになりました。

その時間がとっても良かったです。老若男女が一同に集まり、多国籍な雰囲気の中、どう表現したら良いのかわかりかねますが、神霊というか、厳かというか、そんな雰囲気の中で、心を一つにして世界の平和のためにお祈りすることができました。

個人的な今回の韓国訪問の中で一番の収穫はこのお祈りの時間でした。8月15日という世界の歴史的にも意味深い日に深く深いお祈りができたことに感謝しました。

平和のためのお祈りの行きつく先は、やはり神様がどのように平和を成そうとしているか?です。

神様は救い主、つまりメシヤを地上に送り、その人が伝える御言葉を通して1人の人を救うことから平和を成してきました。2千年前にイエス様が生まれて御言葉を伝え、その御言葉によって1人の心に平安が生まれ、その1人が周りの人の心を平安にして…

「天国は、一粒のからし種のようなものである。ある人がそれをとって畑にまくと、それはどんな種よりも小さいが、成長すると、野菜の中で一番大きくなり、空の鳥がきて、その枝に宿るほどの木になる。」(マタイによる福音書13章31~32節)

という聖句があるように、つまり私1人の中に平和が成されるかどうかが重要ということです。

お祈りしながら、私1人の救い、言い換えるなら成長が大切であり、私自身が平和を成せるかどうかがまずは重要と悟るしかない時間でした。そして、次は隣の人を平和にする働きをしていくことが重要と改めて感じました。

この思いを日本に持ち帰って、日常診療で実践していきたいと思いました。

このような貴重な機会を得られたことに感謝します。

さて、お祈り会を終えた後は家族が待つホテルに移動し、無事に合流しました。そこからの話は前回の話の通りです。

部屋に入るやいなや、息子が辛い麺を食べたと話してきて、懲りずに去年と同じような辛いカップラーメンを食べていました(笑)(^^;

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この記事を書いた人

天運教会(キリスト教福音宣教会)に所属する、総合内科、消化器内科、内視鏡を専門とする医師です。救急・ERやへき地医療を経験し、病院勤務医を経て現在はクリニックを開業し経営者となりました。2児の父でもあり、子育てと仕事の両立に奮闘しています。

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